マンションリフォームの最も大きいメリットは、住み慣れている家自体をそのままの状態にすることができることです。
マンションのケースで、どうしても必要になるほど老朽化しているのは、一般的に考えて長期にわたり住み慣れている家であることが少なくありません。 こうした場合、建て替え、あるいはリノベーションといった大掛かりな工事を行なうと、それまで住み慣れていて惚れ込んでいるマイホームのムードは全くといっていいほどなくなっていきます。
ですので、可能な限り過去の家のムードを残したいのであればおすすめです。 リフォームは一部のみを新しくすることから、家トータルの住みやすさは変わりませんし、惚れ込んでいる家のムードもその状態を保持することができるでしょう。 それに加えて、工事のための期間が非常に短く予算も安いことから、速やかにデザイン性や機能改善したい場合にもとても大きなメリットになります。
ひとつの例として、風呂のタイルがめくれていたり、水はけが酷くてカビが生えたりしているというようなケースなどは、そのままの状態で何もせず放っておくと、一層劣悪化のスピードを早めます。このようなケースではできるだけ早く改修をしたいので、工期が長い期間かかるリノベーション、あるいは建て替えを選択しないほうがいいでしょう。
これに関しては工事のための期間が短いということにも関与しますが、一部分改修する工事がほとんどであることから、仮住まいをレンタルすることが求められないという点も素晴らしい所です。
しかしながら、一部を改修するという特性は、デメリットだとも言えます。 一部改修するというようなことは、反対にいえば間取り変更といった大掛かりなデザイン性の変更をすることができないということだからです。 原則として新築の時の状態を蘇らせることを目的として行われることから、はじめのデザイン性の変更は現実的にはできないことが、デメリットと言えるでしょう。